当協会の趣旨と組織について

一般社団法人日本美容医療リスクマネジメント協会は、2002年に「美容医療賠償責任共済会」として設立、2008年に法人化し「一般社団法人日本美容医療責任共済会」となり、美容医療に従事する医療機関及び医師の被る事故・苦情損害に対処して参りました。
《設立の趣旨》 2002年8月設立より
現在、国内で医療過誤をカバーする目的で提供されています医師賠償責任保険は、
「美容を唯一の目的とする医療行為によって生じた賠償責任の担保」は除外しています。
保険に代わる補償手段として美容医療共済会と名のついた共済会が散見されますが、それらは「死亡・後遺障害3級以上のみ担保」等の重大な過失に対する補償がほとんどです。加えて、法的責任の無い苦情に対応する共済会はありませんでした。
私どもはこの問題点を整理し、美容医療サービスの実態に即した医療過誤と苦情相談に対応するものとして「苦情相談付共済会制度」を組成いたしました。
共済会は特定された構成員の相互扶助を目的として作られた団体であり、会員様が会の意思決定に積極的に参画するなど民主的な運営が要求され、財産は会員様の総有財産とみなされています。
ただし、保険業法により1000名以内に限定しなければならないという制限があったため、年々増加する入会希望者に応じることができず、退会者が出るまで待機をお願いせざるを得ない状況が続きました。
その後数年間の模索を経た後、東京海上日動火災保険株式会社の協力を得、2018年10月に「賠償責任保険」をベースとした「美容医療に関わる医師賠償責任保険」の認可が金融庁より下りました。
共済という言葉が入った会社名も実態にそぐわなくなったため「一般社団法人日本美容医療リスクマネジメント協会」という屋号へ変更し、2019年12月1日から保険募集を開始いたしました。
当協会は、美容医療のリスク軽減につながる商品やサービスを企画開発し運用すること、有益な情報を随時提供していくことを通し、美容医療に携わる会員の皆様にとって必要でありたいと常に願っております。
患者様の身体および精神に障害が発生し損害賠償請求を提起された場合に、医療側が負担する法律上の賠償責任を補償する制度として「美容医療・医師賠償補償制度」を提供し、法律上の賠償責任を問われない苦情、いわゆる患者様の主観による苦情や言葉の行き違いによるトラブルが起こった場合には、医師・クリニック・病院の皆様にアドバイスを行う「苦情相談サービス」という、当協会のサービスを提供しております。
設立以来18年の歳月を要しましたが、ようやく美容医療の発展と被害者救済の向上に資する体制が確立いたしましたので、ぜひ当協会をご周知いただきご利用いただきますようお願い申し上げます。
一般社団法人日本美容医療リスクマネジメント協会
(旧:一般社団法人日本美容医療責任共済会)
Japan Aesthetic Medicine Risk Management Association
〒102-0083
東京都千代田区麹町1-6-6 プルミエ麹町ビル7階
平成14年8月
(平成23年8月 一般社団法人に改組 令和元年7月 協会へ名称変更)
- 美容医療安全の普及
- 医療リスクの最小化
- 損害保険代理業
- 事故・苦情相談
- その他リスクマネジメントに関わる事業
(公社)日本皮膚科学会、 (一社)日本形成外科学会、 (一社)日本美容皮膚科学会、 (一社)日本美容外科学会、 日本臨床皮膚科医会、 (公社)日本美容医療協会 他
この度、当協会が使用しています「日本美容医療リスクマネジメント協会」と云う名称の商標登録が完了いたしました。
これにより、他の団体または民間会社が同様の名称を使用することはできません。
下記画像により商標登録証をご確認いただけます。
(登録第6279516号 出願番号:2019-093531 登録日:令和2年8月12日)